「口を隠すマナー」って世界に通用しない？デヴィ夫人の見解は？
mariletter「歯を隠すマナー」はウィークポイントが目立つ！デヴィ夫人の見解は？
女性たちが守ることが求められるマナーには興味深いものがあります。その中の一つに「口を隠すマナー」です。この日本独自の習慣は、日本女性の美意識や社会的な文脈から生まれたとされて、その由来や意味に迫ってみます。まず最初に社交界に詳しいデヴィ夫人のマナー論の引用から始めます。
笑うときに手で口元を押さえないこと
笑うとき、話すとき、食べているときに手で口元を押さえる方がいらっしゃいます。おそらく品良く見せようと言う気持ちからの行動だと思うのですが、そのマナーは全くの勘違いでございます！ なぜやめた方が良いかと言いますと、
・歯並びの悪さが協調される
人は動くものを自然と目で追いかけるという習性がございます。大きな口を開けて笑うときに手を当てている方がいらっしゃいます。おそらく歯並びの悪さを意識してのことだと思いますが、余計に人の視線を口元に向かわせてしまうのです。
・海外では口を手で押さえるのはＮＧ
日本では目で感情を読み取ることが多いのですが、海外で感情を読み取るのは口元。
国際的な社交マナーでは、口に手を当てていると話が聞きづらいうえ、会話をしている人に対して心を閉ざしている印象に見えます。
口を手で押さえると、逆にあなたのウィークポイントが協調されます。
デヴィ夫人のマナー論
口の中に食べ物が入っているときはしゃべらない
こちらはわざわざお伝えすることでもありませんが･･････、食べ物を咀嚼しているとき会話は控えましょう。ですが、意外とこの基本的なことができていない人がいるのです（怒）。
食べ物が口に入っているときに話しかけられて、口に手を当てて会話をしている人もいますが、「口の中に食べ物が入っています」と自らアピールしているも同然なのでやめましょう。
咀嚼中、会話は控えましょう
デヴィ夫人のマナー論
１．口を隠すマナーはいつごろから？
「口を隠すマナー」の起こりは古く、江戸時代にまでさかのぼります。江戸時代の女性たちは口を手で覆って笑ったり、食事をする際には口元を隠しながら食べることが美しいとされていました。この当時の社会では女性が控えめであることが好まれた時代でした。女性は特に表情を適度に抑えることで上品とされ、今で言われるマナーがいいと考えられていたようです。
江戸時代の女性たちは、笑顔や食事の際にも手で口を隠すことで、穏やかで気品ある仕草を示すことで女性らしさを求められたのかも知れません。この口を隠すマナーは、女性の優雅さや内面の美しさまでも男性が追い求める文化になってきました。
２．美意識と控えめさの表れ
「口を隠すマナー」は、日本女性の美意識や控えめさを表す象徴となっています。日本の伝統的な美意識では、物静かで控えめな女性が美しいとされ、そのために表情や口元を適度に抑えることが今でも重要視されています。この習慣は、相手に対して礼儀正しく振る舞う一環とも言えます。
３．社会的な場でのマナー
日本の社会では、公共の場やビジネスの会議などで口を大きく開けたりはしません。逆に隠すことが一般的です。笑いの場では許される大きな口の開け方が場の雰囲気の違いで大きな波紋を拡げることになるかもしれません。これも日本独特の相手に対する礼儀とされているのかもしれません。このような習慣は、日本独特の社会全体の調和を保つ役割を果たしています。
４．感情表現とのバランス
「口を隠すマナー」は感情表現において重要な役割を果たしています。特に、喜びや笑いを表す際に口を手で隠すことがあります。これは相手に対して遠慮深い態度を示し、自分の感情を控えめに表現するための方法となっています。
笑顔や喜びの表現があまりにも大胆だと、相手に対して遠慮が足りないように感じられることがあります。そのため、口を手で隠すことで、控えめで上品な印象を保ちながらも、感情を共有する喜びを表現することができるのです。このような配慮が、コミュニケーションをより円滑にし、相手との良好な関係を築く手助けとなっています。
５．変遷と現代への影響
現代の日本社会においても「口を隠すマナー」は続いていますが、国際的な影響や多様性の尊重が進む中で、徐々に緩和されつつあります。若い世代では、個性的な表現や笑顔を大切にする傾向が見られ、これによって従来の厳格なマナーが柔軟に変わりつつあります。
口を隠す５つの心理？
１．内向的な性格：
口を隠す習慣は、内向的で控えめな性格の表れとされることがあります。このような人々は感情や意見を他者に表現する際に慎重であり、口を隠すことで自分の感情や考えを保護しようとする傾向があります。
２．遠慮深い性格
口を手で隠すことは、相手に対して遠慮深い態度を示す手段となります。感情や意見を控えめに表現することで、相手を傷つけないよう気を配ることができると感じるため、遠慮深い人がこの習慣を持つことがあります。
３．社会的な緊張や不安
口を隠す行為は、社会的な緊張や不安の表れとなることがあります。特に他者とのコミュニケーションが苦手な人は、口を手で隠すことで自分を保護し、対話の際の緊張感を和らげようとする傾向があります。
４．感情の保護
口を隠すことは、感情や内面の複雑な状態を他者に見せないための手段としても機能します。感受性が強く、他人の反応を気にしやすい人が、口を手で隠すことで感情を保護し、自分のプライベートを守ろうとすることがあります。
５．自己意識過剰
口を隠すことは、自分の容姿や表情に対する自己意識過剰から生まれることもあります。外見や表情に対して過度な焦りや不安を感じる人が、口を隠すことで自分を隠し、他者からの視線を避けようとすることが考えられます。
まとめ
「口を隠すマナー」は、日本女性の美意識や控えめさを表す独自の文化で、社会の中での振る舞いや感情表現において大切な役割があります。でも、このマナーも時とともに変わっていて、若い人たちの間では柔軟性が増しています。大切なのは、この独自のマナーを大切にしつつ、個性的な表現も尊重される、いろんな人がいいと思える社会をつくることです。
この記事を書いている人
マリン（麻鈴）Marin Sasaki
一生は片道切符なんだ！
私はお金が好きで、タイでワインバイヤーの仕事を勉強中です。1998年にタイ初のワインとしてスタートした「PBバレー・カオヤイワイナリー」。イタリアやオーストラリアでの品評会で受賞するなど、実力派のワイナリーで有名です。２年後には億のお金を稼いで、タイと日本のワイン好きの懸け橋になりたい。
多くの人は、お金を稼ぐことに関して、失敗したらどうしようと不安になりがちです。家族や友人は、「失敗するといけないから夢を追い求めてはいけない」と心配そうに忠告することがあります。しかし彼らが気づいていないのは、夢を追い求めなければ一生後悔する可能性があるということです。人生は一度しかありません。失敗を恐れて夢を諦める必要はありません。
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