マリン(麻鈴)の家庭は、理想的で幸せな時間が広がっていました。
しかし、高校1年生の時、幸せな日常は突如として壊れてしまいます。
原因は、両親の突然の離婚でした。
身勝手だった父親が、新しい女性と不倫の末の母親と離婚。
それはまるで、マリンをせせら笑うような運命が始まりました。
今まで生活していた家を離れ、母親と弟との3人で1DKで暮らすことに。
部屋の狭さが日常の一部となり、食卓の様子も一変し、以前のような贅沢な暮らしは遠のいていきました。
そして、生活は貧しさと悔しさが交錯する日々に変わり、「つらい日々」という現実が浮き彫りなっていきました。
かつては仲良くゲームを共有し、楽しく遊んでいた仲間たちとの関係が、これまでの遊びの会話とは異なり、今まで味わったことのない「聞くに堪えない話」を耳にすることになるのでした。
私たち家族の経済的な苦しさを、透視して嘲笑うかのようでした。
「あなたのお母さん、夕方の特割品ばかり買っていた」という一言が、心に突き刺ささり、友達関係が一瞬に消えた瞬間でした。
このときの悲しい感情は、今でも強く心に残っています。一生忘れることはないでしょう。
あれから3年が流れ、バイトをしながら精一杯頑張り、見事に高校を卒業したマリン。
自分のことばかりを考えて、喜んでばかりにはいきません。次は、弟が高校進学するため学費の手助けをしなければなりません。
マリンと弟のために必死に働く母親ですが、出費は大きくなるばかりで、少しでも母親を楽にさせたい。
社会人として働き始めたマリンは、毎月のお金のやりくりに四苦八苦しながら、朝から夜遅くまでスーパーで一生懸命に働きます。
どんなに頑張っても給料が低いので、すべて支払いに消えてしまいます。
もし、私が病気にでもなったら大変。先のことを考えると不安がよぎります。 このような生活がもう3年も続いて・・・。
もっと収入が増やせる仕事に変わりたい。
希望する仕事に就くことは、現実では難しいことだと感じるのでした。
仕事がただの肉体労働と感じるときもあり、先の見えない生活で本当に幸せなのだろうか?
もっと収入が多い仕事に変わって「余裕をもちたい」と考えるのですが、どのような仕事があるのかもわかりません。
希望も夢も、もう口にすることはない。そう心に決めたマリン。
「もう一度夢を追いかけるなんて、馬鹿げているわ」そう誓う瞬間、心の中には深い絶望の影が差し込んで、希望を追い求めることが、ますます不幸に繋がるだけだと感じて逃げてしまうのでした。
どれだけ努力しても、幸せは手に入らない。絶え間ない努力の先に待つのは、虚しさだけ。
もはや、今の悲惨な生活を引きずりながら、ただ流されていくことの方が、精神的には楽に感じられる。
夢や希望の灯りを消し去り、堕ちていく深い闇の中で、マリンは日常の生活が「楽しくない」と思うようになってしまうのです。
シンデレラ物語に出てくる黒いマントを羽織った老婦人ではなく、超美人の女性がどこからともなく現れたのです。
マリンが働くスーパーに、有名なバイヤーが月に3回ほど来社します。有名なバイヤーは、超美人の28歳、身長は高い170cm。ハイヒールで軽やかに歩き、ランドローバー レンジローバーイヴォークという外車で、社長専用の駐車場に優雅に停めます。
彼女のビジネスは、タイ国のチョンブリー県パタヤにあるワイナリーの商品を、専門的に紹介するお仕事だそうです。美人バイヤーが来た時は、スーパーに女神が舞い降りるのでした。
異国の香りが漂ってくるようで、マリンの憧れの人になりました。
マリンが謎めいたバイヤーに、憧れの眼差しを注いでいる最中、商談が終わり、彼女がホテルに帰ろうとする瞬間がありました。
彼女は車に乗り込み、マリンに向けて微笑みかけながら、手にした雑誌から価値ある情報がぎゅっと詰まったページに、丁寧に付箋を貼ってくれたのです。
その一瞬、まるでマリンを苦境から救う魔法をかけるような優しさを感じました。彼女の瞳からは、
「これがあなたの未来を変える鍵よ!」
と教えてくれているような。
その付箋の裏には、新しい冒険の扉を開くような言葉が綴られていて、マリンの心は新たな希望に満ち溢れた瞬間でした。
彼女はまるで、魔法使いのように微笑んでマリンに言いました。
「夢のような私の魔法は、永遠には続かないわ。
この価値ある情報、有効期限は今夜の12時まで。
キャッチして、あなたの人生を変えなさい」
と・・・。
普通の人たちは、お金持ちになった秘訣が「考え方」にあることに気づいていません。
お金持ちは制度を悪用しているか、制度自体がお金持ちに有利にできていると勝手に思い込んでいます。
ところが、実際にはお金持ちは普通の人たちとはまったく違う考え方をしています。お金に対する彼らの高い意識に触れると、考え方は一変するでしょう。
お金持ちがお金持ち同士と仲良く付き合うのは、理解しあえる考え方を持っているからです。
お金持ちになりたいなら、お金持ちと人間関係を築く工夫する必要があります。例えばお金持ちが参加するイベント(ワイン試飲会)に同席したり、お金持ちの近所に引っ越したりて、お金持ちと知り合う機会をつくりましょう。
お金がすばらしいものである理由は、お金をたくさんもてば貧困と縁が切れ、生活水準を高め、他の方法では得られないチャンスに恵まれることになります。お金をたくさんもつということは、自分の好きなように生きていく自由を得るということです。病気になって高額の治療費が必要になった時、お金の有無が生死を分けることすらあります。
最後に、あなたがお金持ちになっても自分が他人より優れているとは思わず、つねに謙虚に生きていってください。