千葉出身の外野手・近藤健介選手。

身長173cmと決して大きいとは言えない体格ながら、いまやプロ野球界の中心で活躍しています。

その背景には、父・義男さんの「やらせない、見守る」子育てと、名門・横浜高校に一般入試で挑んだ高校時代の努力がありました。

身長という数字にとらわれず、自分の考え方と日々の積み重ねで道を切り開いた近藤選手。

その姿は、「結果を変えるのは体格ではなく、考え方と行動次第」ということを、私たちにやさしく教えてくれます。

身長173 cm?数値だけでは語れない「勝負力」

Marine
大谷翔平選手が
尊敬する近藤健介選手。
一流が一流を知るって
ことですね。

公式プロフィールでは、近藤健介選手の身長は173 cm、体重は85 kgとされています。
(出典:NPB.jp 日本野球機構)

プロ野球の世界では、180 cm台、時には190 cmを超える体格の打者が長打を放つことも珍しくありません。

そんな中で「173 cm」という数値は、どうしても体格上の不利を連想させます。

しかし近藤健介選手は、その数字に囚われず、鋭いバットコントロールと勝負強さで「身長以上」のパフォーマンスを発揮してきました。

その姿勢は、かつて、日ハムの仲間だった大谷翔平選手と通じるものがあります。

どんな場面でも「勝ちに行く!」という強い意志!!この「勝負への覚悟」こそが、二人を惹きつける最大の共通点と言えるでしょう。

また、高校時代には「将来は料理人になりたい」と話すほどムードメーカー的な一面を持ちながらも、打撃技術とチーム内での評価を急速に高めていったと伝えられています。

父・近藤義男氏の「経験させる育成」

Marine
近藤健介選手の父親って
強面なんですね。
(失礼しました!)

近藤健介選手のお父さんは「義男」さんと言います。

父親の義男さんは30年以上もの長い期間に渡って中学校の軟式野球に関与し、指導者として活動を続けてきました。

それはある意味で、父・義男さんの人生の一部とも言えるほどの、深い取り組みと経験と言っていいでしょうね。

近藤健介選手の父・義男さんの教育方針の特色としましては、「子供たちに物事を無理にやらせる」ではなく、「子供たちが自ら進んで何かをやりたいと感じたことを、全力で後押しする」という姿勢を持っているという点にあります。

義男さんが自ら語ったところによれば、息子である近藤健介選手が6歳から10歳ぐらいに挑戦したこと明かしています。

それは、さまざまな運動、水泳やバドミントン、卓球、器械体操などを体験させていました。

これは「ただ遊ぶ」だけではなく、自分が本当に好きなこと、つまりは自分が自由にやりたいと感じる何かを、子供自身に見つけさせるための方針だったのです。

その結果、多くの異なる経験を積んだことが、野球という特定の分野においても「自分の頭で考え、自ら行動に移す力」を育み上げる助けになったと近藤健介選手は語っています。

高校入試は名門に一般入試で挑む覚悟

Marine
料理が好きって
いいよね。
自ら行動ですね。

近藤健介選手は、地元・千葉県の中学を卒業後、あえて選抜推薦ではなく「一般受験」で名門・横浜高校に進学しました。

それは、自分をより高いレベルで鍛えたいという思いから。

全国でも屈指の実績を誇る横浜高校で、強い選手たちの中に飛び込み、自分を試したかったのです。

入学後は、1年生の頃から寮生活がスタート。

厳しい練習やチーム内の競争を楽しみながら、限られた時間の中で自分なりのトレーニングにも励んでいたといいます。

そんな中でも、近藤選手の「人間味」を感じさせるエピソードがあります。

寮の休日には、自分でチャーハンやスパゲティを作り、チームメイトに振る舞っていたそうです。

仲間を思いやり、自分の手で心地よい空間をつくる。

その姿は、すでに高校時代から「周りを大切にする力」を持っていた証でしょう。

こうして、身長という数字では語れない「強さ」

自分を磨き、仲間を思いやる中で培われた「勝負力」こそが、近藤健介選手の原点なのです。

近藤健介の身長に囚われない「勝者の思考」

近藤健介選手は、あるインタビューでこう語っています。

「身長173cmでホームランを打てる理由?勝負は体格じゃなく、タイミングと選択です。」

この言葉には、父・義男さんが大切にしてきた 「情熱 × 能力 × 考え方 = 成果」 という教えが重なります。

つまり、与えられた体格や環境に左右されるのではなく、「どう考え、どう動くか」で結果は変えられるということ。

173cmという数字は、決してハンデではなく、むしろ「考える力」を育てるきっかけになった!!そう感じさせる言葉です。

まとめ

身長173cm。

数字だけを見ると、プロ野球の世界では決して恵まれた体格とは言えません。

けれど近藤健介選手は、その「ハンデ」をむしろ自分の強みへと変えていきました。

その背景には、父・義男さんの

「やらせるのではなく、見守る育て方」

「推薦ではなく一般入試で名門・横浜高校に挑んだ覚悟」

そして日々の中で身につけた「自分で考える習慣」がありました。

近藤健介選手が大切にしてきたのは、体格ではなく、考えること・動くこと・選ぶこと。

その積み重ねが、173cmという数字を超え、「勝てる打者」としての今を作り上げたのです。

この姿勢は、私たちにとっても大切なヒントをくれます。

人を決めるのは、条件ではなく「考え方」なのだと。

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